水があれば楽しむ事が出来るダイビング。

地球の約7割が海と言われるだけあり、世界各国には様々な人気ダイビングスポットが存在しています。

今回は、世界でも有数のダイビング人気スポットを紹介していきたいと思います。

 

①ハワイ

ハワイでダイビングと言えば、オアフ島またはハワイ島周辺で潜るのが主流です。

特に日本からアクセスのよいホノルル空港があるオアフ島は人気エリアで、西側を中心にダイブポイントが連なります。
透明度は安定して高く、無風の潮どまりにはなんと50メートル以上になることもあります。
また、ハワイ諸島いち大きく「ビッグアイランド」と呼ばれるハワイ島では、ナイトダイビングでマンタが見られる「マンタ・コーブ」が大人気で、運がよければブラックマンタと呼ばれる、体全体が真っ黒なマンタに出会うこともあります。

またハワイ島の周りではたくさんのハシナガイルカや、冬（12月～3月）には、ザトウクジラも見られます。

 

②パラオ

日本の真南、北緯7度と赤道にほど近い場所に位置するパラオ。
周囲をサンゴ礁に囲まれた南の自然の楽園と言っても過言ではない光景が広がっています。
「ブルーコーナー」や「ニュードロップオフ」などダイナミックなポイントが多く、ギンガメアジやバラクーダの群れ、チョウチョウウオの乱舞、ナポレオンやウミガメ、グレイリーフシャークなど大物をほぼ確実に見ることができます。

もちろん、マンタも通年を通して観察する事ができ運がよければマンタの大行列に遭遇する事もあります。

ガンガン潮の流れにのるドリフトダイビングもあれば、まったりと穏やかなのんびりダイビングもできるため、初級者から上級者まで様々なレベルのダイバーが楽しむ事が出来ます。

そのためダイバーにとってパラオは、一度は行きたい海外の海と言われるほどの魅力を秘めたダイビングスポットなのです。

 

③サイパン

日本から手軽にいく事が出来るリゾートエリアがサイパン。

日本からわずか3時間という近さのため、沖縄に行くのとほぼ変わらない時間で行く事が出来ます。

豊かな海に囲まれ、水中は水中洞窟、ドロップオフ、クレバスなどの地形、真っ白な砂地、サンゴ礁の群生といった様々なダイビングポイントが揃っており、初心者から上級者まで飽きることなく楽しめる世界が広がっています。

潮通しの良いダイビングポイントでは、バラクーダの群れ、ギンガメアジの大群、体長2ｍを越える大きさのナポレオンフィッシュなど大物生物は多種多様。

南方系のハゼやギンポなどのマクロ生物も豊富で、カメラ撮影をしだすとキリがないくらいのためカメラ派ダイバーにも人気です。

 

④グレートバリアリーフ

世界遺産にも登録されるこのエリア、なんとこのグレートバリアリーフの広さは日本列島の広さにも匹敵するほどの広大さです。

ここでは350種のサンゴを観察する事ができ、そこには1500種以上の魚類、4000種以上のヒトデやナマコなどの軟体動物が生息するといった、スケールの大きなエリアとなっています。
絶滅危惧種であるアオウミガメが多数生息しており、ダイビング中にはほぼ確実に遭遇する事が出来ます。

クマノミも数多くの種類を観察する事ができ、グレートバリアリーフ固有のスパインチークアネモネフィッシュも観察する事が出来ます。

また、コッドホールというダイビングスポットでは、体長３ｍほどのポテトコッド（カスリハタ）を観察する事ができ、人への警戒心がないため向うから近寄ってきます。

マクロ派からワイド派まで、数多くのダイバーを魅了する水中世界がグレートバリアリーフには広がっています。

 

⑤紅海

エジプトに位置するダイビングポイント、紅海。

砂漠というイメージが強いエジプトですが、海に出るとそこは別世界。

夏期にはマンタやハンマーヘッド、イソマグロやギンガメアジをはじめ、運が良いとジンベエザメまでを見ることができます。

また、透明度は世界屈指で、ほぼ通年が透明度 50m級を維持しており、未だかつてないほどの透明感を誇る水中世界が広がっている、ダイビングの人気スポットです。

年間を通して潮通しが良いため、ダイビングはドリフトダイビングが主流。

ガンガン流れている水中を、まったりと流しながら多種多様な群れを眺めるダイビングは至福のひと時。

もちろん全てがドリフトスタイルではなく、浅瀬でのんびりと、マクロ生物をじっくり観察する事も出来るので、多種多様なダイビングスタイルを楽しむ事ができます。

アフターダイビングでは、エジプト特有の砂漠巡りをしたり、ピラミッドを見に行ったりと様々な体験が出来ることも楽しみのひとつです。

 

⑥メキシコ　ラパス

メキシコ・カルフォルニア半島の南端に位置するラパス。

ここでは世界でも有数のアシカと戯れることができるダイビング人気スポットです。

何百匹ものアシカたちが住んでいて、特に子アシカは好奇心が旺盛でダイバーを見つけると遊んでと言わんばかりのアタックをしかけてきてくれます。

世界を探しても、アシカと戯れることができるダイビングポイントは他を探しても、ここラパス以外はそうないはずです。