ダイビングと言えば、沖縄方面や海外などのリゾートを想像される方が多いかと思います。
もちろん、沖縄や海外には有数のダイビングスポットが点在していますが、日本は島国のため、都心から日帰りで行く事の出来るオススメダイビングスポットも多く存在しています。
そこで今回は、沖縄や海外はもちろん、都心から比較的近い伊豆半島や小田原、千葉方面のオススメダイビングスポットも紹介していきたいと思います。
伊豆半島
①大瀬崎
日本を代表するダイビングスポットと言っても過言ではないほどの超メジャースポットである大瀬崎。ダイビングをしているなら一度は訪れてほしいオススメダイビングスポットです。
台風の直撃でなければほぼ年間通して潜ることができるということで、安定性でもとても優秀なポイントであるが故に、講習生からベテランダイバーまで、あらゆるレベルのダイバーが集まります。
ダイビングスポットは、湾内、先端、外海と3つに分かれており、目の前の駿河湾からの恩恵を受けた水中は、春夏秋冬で様々な生物を観察することができます。
②熱海
熱海といえば昔から温泉保養地として有名ですが、実はダイビングスポットとしても有名な場所です。
ボートでのダイビングが主流となっており、水中世界は多種多様なソフトコーラルが群生しており、その光景は圧巻です。
また、日本最大級の沈没船が見れることでも有名で、なんと全長は80m。
1961年に沈没してから今まで、手を加えられていないことから様々な生物たちの住み家となっています。
比較的深度が深いため、中性浮力のスキルは必須となるので、レベルアップしてから挑戦するのがおススメです。
③雲見
伊豆半島のダイビングスポットの中でも、ダイナミックな地形ポイントを楽しむ事が出来ることで有名なのが、ここ雲見です。
ボートポイントが主流となっており、外洋に面しているため時折潮の流れが速い時もあるため、自身での安全管理は必須。
牛着岩と呼ばれる大小2つの岩周りが全てダイビングスポットになっており、折り重なって積まれた岩が天然のトンネルを作りだし、そこかしこから差し込む神秘的な光を見る事が出来ます。
年間を通して潮通しが良いため、大型回遊魚の群れなどを見ることができることでも有名です。
千葉方面
①波左間
南房総半島に位置するオススメダイビングスポットは波左間です。
東京湾の入り口に位置する波左間は、年間を通して潮通しが良いため、多数の回遊魚を観察する事ができます。
そしてなんといっても有名なのが『コブダイ』を間近で見る事が出来ること。
体長1.5mほどの大きさを誇るコブダイは、人間への警戒心をもっていないため、向うからすり寄ってくるほどの人懐こさ。
コブダイの特徴でもある頭のコブに触れることもできます。
比較的水深が深いため、中性浮力スキルは必須です。
②西川名
西川名は房総半島のほぼ南端に位置し、伊豆大島から回りこんでくる黒潮の影響から、年間を通じて魚影が濃い場所として有名です。
海底はほぼフラットで、絶妙な潮あたりと地形が海中生物たちの最高の楽園となっています。
特に V字谷と呼ばれるダイビングスポットでは、常に潮通しが良いため新鮮な海水が吹き込み、魚たちが最も効率よく濃厚な栄養分を摂取できる、というまさにオアシスとなっています。
年間を通して潮が速いため、中性浮力スキルはもちろんのこと、自身での安全管理ができるようになってから行きたいダイビングスポットです。
沖縄方面
①慶良間諸島
観光客の8割近くがダイバーというダイビングの聖地。
大型回遊魚との遭遇、サンゴの美しさ、水の透明度はどれをとっても質が高く、オールマイティなダイビングスポットです。
その数は非常に多く、地形派、マクロ派、カメラ派ダイバー、全てが満足できる環境がひろがっていると言っても過言ではありません。
基本的にはボートダイビングが主流で、多くの場合ドリフトダイビングで楽しむ事が多いです。
潮の流れがあるところでのダイビングのため、テクニックは求められますが、中性浮力が自分でコントロールできれば、余裕をもって楽しむ事ができます。
②宮古島
ダイビングスポットのほぼ半数以上が地形ダイビングという、地形ダイビングのメッカと言っても過言でないダイビングスポット。
地形ダイビングだけではなく、宮古島の北沖には八重干瀬(やびじ)と呼ばれるダイビングスポットがあり、そこは辺り一面がサンゴ礁で覆われており、春から夏のかけての干満差の大きな時期には島のように広く海面上に現れる礁がいくつかあるため、『幻の大陸』とも呼ばれています。
③石垣島
石垣島と言えばオニイトマキエイ、通称マンタを観察できることで有名です。
ただし、年間を通して見れるわけではなく、遭遇率が一番上がるのは夏の時期。
この時期になると、多くのダイバーがマンタを求めて石垣島にやってきます。
マンタスクランブルを呼ばれるダイビングスポットでは、ほぼ確実にマンタを観察する事ができ、しかもここにやってくるマンタは、クリーニング(体についた寄生虫などをとってもらう)をしてもらいにくるため、クリーニング中はホバリングといってその場に留まってくれます。
マンタ以外にも、砂地に生息する『チンアナゴ』を大量に観察する事ができるダイビングスポットも存在しており、大物からマクロまでの生物を一度に観察する事が出来ます。